2010年4月9日金曜日

「入院三日目 好き嫌いなく食べよう」の巻

2010年4月3日 入院3日目。
午後二時過ぎ、今日は息子はバイトがあるので、私が車を運転して病院に向かっている。

仁徳陵前の通りは花見客であふれ、駐車場待ちの車で渋滞していた。道の両側の桜も満開、天気もよく暖かい。

ふと思いついて「かん袋」という店に寄り、くるみ餅を買う。ひとつは妻へ、ひとつは義姉に持って帰ってもらおう。待ってる間に氷くるみを注文。う~ん、昔はもっとうまかったような気が・・・。

3時の面会時間を少し過ぎて病室に入ると、お義姉さんはもう来てくれていた。

妻は、もう点滴や心拍計などもつけておらず、ベッドを起こして座っていた。

私もベッドの端に座り、テレビを見ていた。妻と義姉はTVのドラマのことなどをとめどなくしゃべっている。

5時過ぎ頃、義姉が「そろそろ帰る。おみやげありがとう」と言って帰った。
6時、食事が運ばれてきた。スープの中に豚肉と桜型の生麩が入っているのと、卯の花、ご飯。

「メニューな、イヤやったらカレーとかうどんとか他のに変えることもできるんやけど、好き嫌いせんと食べようと思って変えてないねん。魚も食べたし」

と少し自慢そうに言う。

妻は、結構好き嫌いをする。

魚は、まれにブリの照り焼きやサンマを焼く程度、自分は小さな片身だけ切り分けて食べ、大半は息子に食べさせる。煮魚などは家で作ってもらったことは記憶にないくらいだ。いや、ナマブシ(煮魚のうち?)は私が好きなので、タマに作ってくれるが自分は食べない。

鶏肉は、私はササミの焼いたのが好きだが、妻はモモのジューシーなものがいいと言う。私は王将の唐揚げやタンドリーチキンが好きなのだが、それらはパサパサするからと見向きもしない。

牛乳には黒大豆やきなこなどを混ぜて飲んでいるようだが、豆腐、高野豆腐はほとんど食べない。

牛は生キモやユッケ、タン塩なども好きだが、フィレよりも霜降り系なバラやロースのほうを好む。最近は焼肉屋へ行っても、肉は高くてもうまいのを少々だけ食べ、そのあとピピン麺という甘ピリ辛な麺を食べるのを楽しみにしている。というか、肉よりもこちらのほうを食べたい、肉がなくてこれだけもいい。と言う。

あと、エビは、特に生エビは「喉がイガイガかゆくなるねん」と言って食べない。妻と一緒に寿司などを食べに行くと必ず言うので、こっちまでイガイガになりそうな気がするようになり、あまり好んでは食べなくなった。

食事を済ませた妻、
「痛み止めも(痛くないから)飲まなかったので、入院してから薬を全く飲んでないねん。なんか不思議」と笑っている。

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